月夜のピラミッド

ピラミッドに三日月がかかるのを狙って、夕暮れ時のピラミッドを撮影しに行ってきました。 今日は夕日がカフラー王のピラミッド左手に沈んでいきました。日の入りは17:54。そして月の入りが19:36。だんだんと暗くなる空を眺めていると、、、三日月が見えてきました。夕暮れ時のピラミッドは幻想的で、見飽きることがありません。ただ計算より月の高度が高く、南寄りに位置していました。(写真左上) もう少しピラミッドのそばに三日月がかかるのは来年までありません。次回の撮影を楽しみに待ちます。

コロナウイルス 危機感の感じられないエジプト

19日から空港閉鎖、23日からすべての観光スポット閉鎖、本日からは夜間(19時から翌朝6時)外出禁止令発布。普通に考えたらただ事ではないことが起きていると感じてもいいはずですが、お昼前にさっと買い物をしようとマスクをして市場へ出かけた私の目には危機感の感じられない日常がありました。 公式発表では、26日現在、コロナ感染者465名、亡くなられた21名との事ですが、、、3月上旬にエジプトツアーからの帰国者が相次いで10名以上コロナウイルスに感染していることが判明しましたね。そのころのエジプト国内感染者は公式発表で60名ほどでした。エジプト人は風邪をひいても医者に行くことは殆ど無いので、コロナウイルスのように風邪と症状が似ていればわからないのも当然です。コロナウイルスって何?という感覚かもしれません。 そしてよく考えてみると、エジプト人は2011年の革命時に夜間外出禁止令を経験して慣れっこになっている。あの時は政府の威嚇であり、今回は国民の安全確保と全く意味合いが違うのですけど。それに加えて、命を失うかどうかは神の手に委ねられているので為す術なし、という諦めも根底あるのでしょうか。

サボテンの実

毎年7~8月にかけて荷台にサボテンの実が沢山積まれて道行く人に売られるのを見かけます。エジプトではティーンショーキ、とげのあるイチジクと呼ばれる果物。旬と思われる期間は2週間ほどと短い、夏の味覚です。 このサボテンの実は厚い皮にぼつぼつと黒い斑点があり、初めて食べた人は勇気があるな~と思う外観をしています。荷台には皮つきで山積みされていますが、皮にはとげがあるそうで手袋をした手でナイフを使い、皮をむいて渡してくれます。 今年は一個1~1.5エジプトポンド(1エジプトポンドは約6.5円)。中には平たい種がいっぱいあり噛むと小さな氷が入っているかのような食感で、味は梨のよう。種ごと食べます。エジプトではこの季節、マンゴ、すいか、ブドウ、イチジクなど果物が豊富にあり、サボテンの実を特に食べたいと思うわけでもないのですが、通りがかりについ買ってしまうのは日本で暑い日にかき氷を売っていたら食べたくなるのに似た衝動かもしれません。 実はこれまでに一度もこの実が生るサボテンをエジプトで見たことがないんです。売っている人にどこから採ってきたのか聞くと、アレキサンドリアへ行く途中の砂漠、アスユート(カイロの南400㎞のナイル川沿いの町)、など色々な答えが返ってきます。中にはカイロのダウンタウンだよって??? 初めてサボテンに実が生っているのを見たのはモロッコへ旅行した時でした。本当にサボテンの実だったのだとやっと納得できたものです。カサブランカからマラケシュへ行く列車の車窓から見かけ、列車が停車した時にはエジプトと同じように皮を剥いて売りに来ました。サボテンを意図的に植えて育てているというよりは、垣根のように道端に生えているといった印象でした。気候からするとカイロで見かけても良さそうなものですが。 是非エジプトで実が生っているところを見てみたいものです。

月夜のピラミッド

今朝は、日の出と相前後して大きな満月が薄靄のかかるピラミッドの間に沈んで行きました。 以前より撮影してみたいと思っていた『月夜のピラミッド』。何で?と主人から聞かれても上手い答えは無いんですけど、遥か昔の人が感じた畏怖とロマンを感じたいから?でしょうか。 でも月が照らす時間帯はピラミッドエリアに入ることはできません。いろいろ考えた結果、沈む間際の月をスフィンクス側からならエリアの外から撮影できると思い至り、今日夜明け前にトライしました! 月の出月の入りの時刻とその方角は下記のサイトで調べることができます。 https://hinode.pics/moon 2月は19日が満月で、クフ王とカフラー王の間に月が沈みます。月の入りは20日の午前7時ごろで日の出の少し後。薄明かりの中でピラミッドと月を撮ることができる、との判断でした。しかもスーパームーンです! そして撮影したのがこの写真です。 実はこの写真、ピラミッドエリアを囲むスフィンクス側の塀に一か所だけ警察車両の出入り口として設けられている鉄柵から、柵の間に三脚の片足とカメラを突き出して撮影しているのです。車で出勤してきた警官に不審の眼差しを向けられましたが、「今日は満月が綺麗だから」と言ったら、警官は鉄柵を開けて入った後に車を止めてご自身もスマホで撮影。お蔭で私の撮影ポイントを車で塞がれ時間をロスしましたが、笑顔で挨拶して別れました。

スフィンクスとピラミッドを眺めおろすホテル、Egypt Pyramids Inn

スフィンクスと相対して建っているケンタッキーフライドチキンの並びに、スフィンクスとピラミッドを眺めおろすテラスを備えたホテルがいくつかあります。その中でも一番スフィンクスに近いところにあるのが 『Egypt Pyramids Inn』というホテル。クリスマスの夜、こちらのホテルに泊まり素晴らしい光景を眺めてきました。 夕景を眺めるためにチェックインは4時半少し前。既に日は大分低くなっています。泊まったお部屋からもピラミッドとスフィンクスが見えましたが、テラスに出るとスフィンクスとピラミッドが自分の庭のような感じで眺められるのです。息をのむような色合いの空とピラミッド。太陽が空をオレンジ色に染めながら沈んで行きます。そして徐々にピラミッドのシルエットが濃くなり、夜の帳に包まれました。 夜7時からは、『音と光のショー』が遠望できます。ピラミッドやスフィンクスがライトアップされ、昼間とは一味違った光景です。エジプトは常夏のイメージがあるかもしれませんが、冬は寒いです。厚いコートを着て鑑賞しました。 翌朝は日の出前にテラスへ。スフィンクスは東を向いて座っていますので、朝日が顔に当たるはずです。この日は薄い雲が空を覆っていました。そして日の出を待っていると..クフ王とメンカウラー王のピラミッドの頂上部が赤く染まり始めたのです。何と幻想的な光景。 刻々と変わる色合い。絶景です!

預言者ムハンマドの生誕祭―誕生日が年々早く訪れる?

エジプトでは11月20日、預言者ムハンマドの生誕祭を祝いました。といっても、ここエジプトではスイーツを食べるだけ。調べてみると、これはイスラム教にもともと存在する祭礼ではなく、ファーティマ朝(909年から1171年に北アフリカを支配。現在のチュニジアで興り、エジプトのカイロを中心に栄えた。)時代にエジプトの宮廷で祭礼として始まったもののようです。 生誕祭の2週間くらい前になると歩道や空き店舗に写真の様なスイーツを売るお店が突如出現します。歩道上に建てるなんて全くの違法ですが、取り締まりしないようですね。。。目を引くのは高さ50cmくらいの花嫁姿のお人形です。預言者ムハンマドとこの花嫁姿のお人形の繋がりは?特に何もないようなのです。ただ一昔前には女の子はお人形の形の、男の子は馬やらくだの形の砂糖菓子を食べていたそうです。今では砂糖菓子の代わりにスイーツに添えて贈られる単なるギフト。日本でバレンタインデーにチョコレートと共に売られるものを思い出させます。 現在売られているスイーツは、昔ながらのお人形や馬の形の砂糖菓子も僅かにありますが(写真手前左のケースの中)、殆どはいろいろなナッツを砂糖シロップで固めたスイーツで、kg単位で売られています。エジプト人は大のナッツ好き。良く売れています!エジプトに来た当初は親戚が贈ってくれたりもしましたが、甘くて食べきれずに困りました。ここ数年はやんわりと辞退しています。 イスラム教の他の祭事と同様、この生誕祭もヒジュラ歴によります。第3月の12日ですが、ヒジュラ歴は1年がおおむね354日なので、現在私たちが使用している太陽暦とは毎年約11日ずれが生じるのです。したがって、この生誕祭は季節が前へ前へと移っていきます。10年前の生誕祭は2009年3月9日、5年前は2014年1月14日。1年が365日と認識して生まれ育った者には大変違和感があります。でもそれは人間が決めた決まりごとによるもの。誕生日がどの季節にも訪れ、成人式は暑くて浴衣で祝ったわねぇ、還暦は桜の下でお花見をしたわ、というような祝い方も思いで深くて良いのでは?

ピラミッドに夕日が沈む

日の入り前のほんの短い間、オレンジ色の太陽が美しくピラミッドのシルエットを映し出します。 息を呑む光景...   10月後半になると日が短くなり、閉門前に日の入りを迎えます。(入場は16時まで。17時過ぎになると警官から早く出るように促されますが、閉門の時間は警官任せのよう...)夕刻にピラミッドを訪れた方は、是非門を出る前に振り返ってみてください! この写真のような遠景でしたら、閉門後でも鉄柵の間にレンズを入れて撮影が可能です。この鉄柵はスフィンクス側の出入り口横、ケンターッキーの斜め前くらいにあります。誰もいなくなったピラミッドを撮影するのにお勧めです。  

マンゴが旬を迎えています

今エジプトでは“スッカリー”という種類のマンゴが旬を迎えています。スッカリーというのはアラビア語で“砂糖のように甘い”という意味で、その名の通り甘みが強く繊維質が少ない癖のないマンゴです。 市場では写真のように台に積まれて売られ、好きなものを選んでキロ単位で買います。今年はキロ当たり15~20LE(エジプトポンド)、日本円にして100~125円くらいですから日本での値段が頭にある私にとってはお手頃なお値段です!それでも20LE出せばお米が2kg買えますから安いものではないんですけれど。今年は豊作のように見受けます。 日本でマンゴを賽の目状に切る方法を良く見かけますが、完熟していてやわらかく賽の目には上手く切れない気がしますし、こちらでやったら相当なケチに思われるでしょうね。完熟前に落ちてしまったものや、丸ごと食べるのにはどうかなという少し痛んだ部分のあるものはさらに安いですし、ジューススタンドでジュースになって売られています。息子が何かにアレルギー反応を起こした時、医者がアレルゲンのひとつとしてマンゴを挙げたときにはびっくりしました!それくらい沢山食べる人がいるってことですね。 エジプトではこの“スッカリー”と呼ばれる種類を皮切りに、皮の色が緑色のマンゴなどがそれに続いて10月頃まで楽しめます。

絶品のモロヘイヤスープ

ケブダ アル・プリンス という有名人も良く行く肉料理屋さんへ行って来ました。屋外席が150席くらい、屋内にさらに100席以上あるでしょうか。それがいつも満席に近い繁盛ぶりです。ケブダとはアラビア語でレバーのこと。レバーやソーセージ、ラクダの肉などのメニューがメインです。 でも私のお目当ては肉ではなくモロヘイヤスープ。 モロヘイヤスープはエジプトの代表的な料理の一つです。モロヘイヤは日本でも栄養豊富な野菜として売られており、おひたしや和え物にして食べることが多い様で本当に健康的ですね。エジプトでは生の葉を特別なナイフで細か~~く刻み(ねばねばしてくる)、出汁を加えてスープにします。この説明では至って健康的な料理ですが、実は最後に熱したにんにく油をたっぷり加えるのです。写真でも油が層になって浮いているのがわかるかと思います。エジプト料理は一般的に油っぽく、私は健康のためにも少ない油で手間をかけて作った自家製のエジプト料理を好みますが、このモロヘイヤスープだけは別なんです。にんにく油がたっぷり入ってこってりしていないと美味しくない、でも自分で作ると油をたっぷり入れる勇気が出ないんですね。体に良いのか悪いのかわかりませんが、美味しくいただいてきました。